● 場 所
秋葉町1−9(元別府村−大字別府字南町2296番地の(一節)にある。
南は秋葉通、北は旧秋葉通に面する。
● 歴 史
明治末期に創設された浴場。古くは湧出温泉だったが突き場時代が良かった。
大正期の泉源は浴場のそばで突湯だった。当時入浴者は、秋葉町、北末広町・中町の一部・南町
の一部・朝見・原などからも訪れていたという。
付近に町役場・大分銀行こ郵便局などがあり街の中心地であったためである。
昭和初期の建物は、木造平家建て瓦葺き。男女各一温の浴場であった。
昭和39年(1964)8月7日、いまの建物になった。
温泉は、大正期から昭和初期にかけては低温だったため、23年おきに突きかえるありさまだった。
しかし昭和32年(1957)の2度に亘る突き傷で深さを200メートルとしたため65度の温泉が得られた。
昭和50年(1975)九大屋研の調査によると、泉温は53度。適応症はリュウマチこ切傷・やけどなどであり、飲用適応は、消化器疾患・糖尿病・痛風外諸病に効能があるという。
浴場の建て物・土地・温泉共に組合の所有で組合員によって経営されている。組合有組合営である。
入浴料は、昭和59年4月1日以降、30枚900円となっている。(工藤登氏の教示による)。
外部の者は60円で入浴することができる。 (以上『別府温泉湯治場大辞典』より)