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  朝見温泉  (asamionsen)

 

 

● 場 所 
朝見2丁目3−25にある市有区営の温泉浴場。八幡朝見神杜の北東、朝見川の右岸にあたる。

● 歴 史
大正末、朝見病院下にあった朝見の湯(朝見温泉)が冷却し、使用されなくなってから新たに造られた浴場で引湯温泉であった。創設当時は、野口原にあった小倉陸軍病院別府分院敷地(現青山小学校下)内より湧き出ていた九日天の湯を引湯していた。
しかし、昭和初期はお湯の供給がうまくいかなかった。地域の人々は、真光泉(現新光温泉)や西校東南朝見川畔にある月見温泉、田の湯温泉、不老泉などを利用していた。戦後になって、温泉浴場復興の運動がおこり、3万2147円の寄付を集め、平屋建て木造瓦葺きの浴場をつくり温泉会杜より温泉の供給を受けて改築復興にこぎつけた。勿論、浴槽は男女各一泓であった。
しかし、この浴場は土地が低く、かつ狭かったため、道路をへだてた南西に移し、いまの浴場が完成した。
今の建物は、鉄骨づくりの2階建であるが、1階はコンクリート造りで浴場となっている。浴槽は男女各一計2泓である。2階は木造モルタル造りで、朝見2丁目の地区公民館として利用されている。
いまの浴場は市有区営。入浴料は1人400円で管理人が常駐している。浴場前には、2躰の薬師佛が杷られている。