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  古市第一温泉

 

 

 

● 歴 史

一名古市温泉・鯖太子温泉とも言う。古市町六番三〇号(元古市村)にある。古くは旧国道の東側海岸にあった。大正末期にできた浴場。建物は木造トタン葺きの粗末なもので、男女各一泓からなっていた。当時は古市温泉と呼んでいたが、付近に漁業の繁昌を祈った鯖太子像が祀られていたことから、鰭太子温泉とも呼ばれていた。 この浴場は、昭和二十七年(一九五二)キジヤ台風で破かいされ現在地に移された。建て替えられた浴場は、木造平家建で瓦葺き、男女各一泓であった。泉源は、かつて古市第二・古市第三とともに不充分であったが、大字野田ザボン園下から引湯、配管の改造をしたため、充分な給湯ができるようになった。

場 所