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  海門寺公園温泉

 

 

● 場 所 (下記地図)

 

● 歴 史
海門寺公園温泉とも言った。昭和十一年(一九三六)四月二日、別府市市設温泉規程の改正によって市費をもって管理維持すべき温泉浴場となった。 この年は、亀川町・朝日村・石垣村が別府市に合併した翌年であり、旧亀川町の浜田温泉・亀陽泉・亀陽泉砂湯外多数の温泉が市設の温泉となった。 旧石垣村では、観海寺桜湯温泉・復興泉などが、旧朝日村では、蒸風呂温泉、上渋ノ湯温泉、下渋ノ湯温泉外多数の温泉が市設の温泉となった。 つまり、別府市全域にある市営温泉は、都合三二浴場となったのである。 翌々昭和十三年(一九三八)当時、海門寺公園温泉一日の入浴者数は、男四一一人、女四〇八人、計八一九人程であった(昭和一三年「市勢要覧」)。 戦後になってからは、昭和三十六年(一九六一)に改築。当時の建物は木造モルタル造り、一、二階合わせて延べ面積二一三平方メートルであった。 いまの建物は、昭和六十年九月、昭和三十年建築の建物を工費一〇〇万円で改修したものである。工事は裏建設が請負った。