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乾液泉
● 歴 史
乾液泉・竹瓦の湯・竹瓦温泉とも言う。元町一六-二三(元別府村)にある。 明治三十五年(一九〇二)野尻従吉の『豊後温泉誌』に、「乾液の湯は別府港口、霊潮泉を距る僅に一丁字北浜にあり、元竹瓦葺なりしが、本年瓦葺きに改築せり。此湯に就て面白き話あり。先年二三の米国人来て「竹屋根の湯は何処なりや」と問ひしより以来誰言ふとなく其名をのみ呼びなして浴場の屋根亦竹瓦を改めずと、蓋し帰国の米人其竹瓦の屋根を珍しとて本国の者へ語りし故、竹屋根の湯を竹瓦の湯と云(下略)」とある。(竹瓦温泉) ● 場 所