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  北鉄輪温泉

 

 

 

● 歴 史

大字鉄輪のうち、北鉄輪の北端カジヤにある市有区営の浴場。はじめは、現在地の西方、山の手の園田にあった。浴場の創設は古く、明治の頃は、三和土でつくった室の中に噴気を通し、湯を沸かして浴槽に入れて入浴していた。当時浴内には子安観音の像が安置され、村人は入浴のたびにこの観音を崇めていた。 今の浴場は、戦後になって公民館に併設されたものである。浴槽は男女各一泓。入浴料は一世帯三人までは一五〇〇円、一世帯四人以上は二〇〇〇円となっている。(矢田重郎氏の教示による)

場 所