光町一区七-五(元別府村)にある。市有区営の浴場で引湯温泉。
昭和初期は既に創設されていた浴場で、創立当時は田の湯温泉から土管で引湯されていた。そのころ田の湯温泉の湧出量は豊富だったのである。
しかし、戦時中、田の湯温泉の湧出量が減少したことや土管の破損、修理人夫の不足などから、戦後になって給湯が一時ストップするに至った。
当時の建て物は、木造二階建て瓦葺きの浴舎で、一階の浴槽は男女各一、計二泓であったという。
その後、此花町としては堀田温泉より給湯し利用されるように改造していたが、昭和四十一年(一九六六)八月には鉄筋コンクリート造りの浴舎が完成した。
一階は浴場で男女各一泓、計二泓であった。二階は町内の公民館として利用されている。
浴場利用に当っては、町内の人は(昭五十九年現在)三〇回券が五〇〇円であり町外の人は六〇〇円である(森薫氏の教示による)。
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場 所