京町六-五(元別府村)にある。 京町一帯は境川の南、石垣原扇状地の末端にあたる沖積地である。
建物は昭和四十七年(一九七二)八月建てられたもので二階建の瓦葺き。浴場は一階にあり、男女各一泓の浴槽と飲用の設備がある。二階は京町の公民館として利用されている。
泉質は含塩化土類重曹泉で、浴用の適応はリュウマチ性疾患・運動器障害・創傷および火傷・皮膚病・婦人科諸病に、飲用の適応は慢性消化器疾患・糖尿病・肥満症・慢性尿路疾患・じん麻疹などである(九州大学温泉治療学研究所調べ)。泉源は突き場で、泉孔は浴場地内にある。
なお、泉孔横には「昭和五十六年五月二十五日落慶」と記された薬師堂がある。
●
場 所