南立石中津留一組の七(元南立石村)にある。
昭和三十九年(六一九四)五月に創設された浴場で、木造二階建の建て物があり、一階に浴場があり、二階は公民館に利用されていた。
それまで地域の住民は中津留温泉を利用していたわけである。
昭和五十年代になると温泉浴場改築の議がおこり、昭和五十五年(一九八○)十月工事契約がおこなわれ、昭和五十六年一月三十一日、工費九五〇万円を投じて新浴場が完成した。浴舎は、鉄筋コンクリート造りの平屋建てで、公民館の建て物とは分離された。
浴場は、男女各一泓で計二泓である。 経営は、市有組合営の温泉で、管理人は別においていない。
泉源は、付近にある丸尾泉源(市有)から引湯している。温泉は透明であるが冷却するとやや白味をおびてくる。泉質は調査中。
入浴料は、組倉員は一人五〇〇円組合員以外は六〇〇円である(手島国雄氏の教示による)。
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場 所