大正初期亀川(当時御越町)の海岸にあった温泉遊泳場(温泉プール)。日本でも最初の温泉プールであるといわれている。
大正四年(一九一五)林通教・溝口信太共著の『通俗別府温泉案内』には、○……肥後人吉北御門分店の河原英五郎氏の経営で、庭内に天下無類の四季温泉涛泳場がある。此の温泉遊泳場は我帝国に未だ曽つて聞いたことがない独特のものである。
庭前には滄海波静かな干潟となれば無数の砂湯が出来、……(中略)……前には滄海を控へ、後に緑山あり、自然美を眺め冷風徐ろに吹き来る絶好の避暑地である。(後略)とある。
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場 所