野口中町一二(元別府村)にある。
旧街道に沿って建てられている浴場で、大正期の区画整理の時にできた白湯温泉が廃止されたあと、上ノ温泉、薬師温泉などと同じころ創設された浴場である。
昭和初期(同七年ごろ)地域有志の人たちの努力によって、さらに完備した浴場となった。
当時の建物は、木造平屋建であったが、のち二階が建て増され諸会合に利用された。
いまの建物は、鉄筋コンクリート造りの二階建てであり、一階は男女各一泓の浴場となっており、二階は畳敷きの会議室となっている。
なお、浴場入口の扁額「野口中央温泉」の字は、日本画家白須心華の筆になるものである。
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場 所