● 場 所
古くから別府市
小倉(元鶴見村-朝日村)にあった浴場。
● 歴 史
小倉湯(おぐらのゆ)・小倉温泉とも言う。もっぱら村人だけが利用する浴場であった。明治以後は、この温泉が小瘡に効能があるといわれて、かなり入湯客があったという。明治初期の『豊後国速見郡村誌』には、
小倉湯、湯質硫気を混ス、小瘡などに功験アリ、浴場壱ケ所、土人浴スルノミニシテ、他客ナシ、
とある。戦後になって昭和25年5月に新築したが、老朽化のため同50年6月22日改築竣工、
1階を浴場とし、2階を公民館として使用、現在に至っている。
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