南荘園町一一にある共同温泉浴場。
昭和八年(一九三三)泉都土地株式会社が荘園開発の手始めとして緑ケ丘地帯三万坪を宅地造成するに際し、同地の中心から六本の放射状道路を造成し、その中央に六方の道路に面した温泉場を設けた。
いつのまにか六角温泉とよばれるようになった。 源泉は観海寺。引湯距離三キロメートル。建物は、木造六角形平家建て瓦葺きである。
なお、南荘園町は境川と板地川との間にはさまれた地域であり、慶長五年(一六〇〇)に石垣原合戦の主戦場となったところである(泉都土地建物株式会杜資料提供)。
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場 所