幸町五-一五(元別府村)にある。
昭和五十九年六月十八日午前一一時から地鎮祭、同年七月着工、同年十一月一日温泉の営業開始、同年十一月十八日午前一〇時から落成祝賀会がおこなわれた。
総工費は、四、二〇〇万円だがその内訳は、土地六〇坪の購入費は一、八五五万円、公民館と温泉の建設費は二、三四五万円であった。また経費の総出は、市からの融資が六五〇万円、町内寄付が七五〇万円、旧公民館売却が一、二〇〇万円、銀行ローンが一、五〇〇万円でローンは十五年返済となっている。幸町では、これまで天満町・野口元町・富士見町など五ケ所の公衆温泉に分散して入浴に出かける不便さであった。
しかし、浴場ができたことにより、四二〇世帯、一、六〇〇人のうち四七〇人が入湯の月ぎめをしている(昭和五九年一一月一八日現在)。入浴料は月ぎめが五〇〇円、一回が五〇円、一一枚綴りの回数券が五〇〇円、営業時間は午前六時から午後一時まで、一時から二時まで湯の入替清掃、午後二時から一一時まで入浴時問となっている。なお、同温泉では同年十二月「節湯タンク」を設置した。
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場 所