松原町三-六にあった温泉。古くから開かれていた浴場で、明治四十一年(一九〇八)『豊後温泉誌』に、松寿泉は、大字中濱を南に進めば、小さな石橋がある。その石橋を渡って、直ぐ左の小路を這入った處に在るのだ。是は、この附近の共同浴場で其効能は、皮膚病、関節リョウマチス・膀光・神経麻痺、重病後の恢復期等である。と記されている。その創設は、これより先、明治三十四年(一九〇一)二、五〇〇円を投じて、松原区が区有として創設したものである。のち松原温泉となる。昭和十六年当時は、梅園・野口などとともに市費支弁外の市有温泉であった。(松原温泉)
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場 所