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   若草温泉

 

 

 

● 歴 史

若草町九-三七(元南石垣村-石垣村)にある。浴場のある地域は、石垣原扇状地が海につきるところで沖潰平野になっているところで、浴場の南方を境川が東にむかって流れ別府湾にそそいでいる。 古くから創設されていた浴場で境川と現浴場との間を流れる小川の南側にあり、高橋氏の私有温泉であったという。 当時は、木造瓦葺きの粗末な浴舎で一泓であり、男女混浴であったといわれている。 現在の浴場は、小川の北側に移されている。建物は昭和三十七年(一九六二)九月の改築になるもので、昭和五十六年(一九八一)に大改造された。 一階は浴場にあてられ、男女各一泓計二泓からなり、二階は若草町の公民館にあてられている。 泉源は突き湯で含土類重曹泉(昭和四十一年衛生研究所調)、市有区営である。入浴料は一人三〇〇円、臨時の方は一回五〇円。常駐の管理人はいない(長井信夫氏の教示による)。 (了)


場 所