● 現 状
別府歴史資料デジタルアーカイブは、故
安部巌が昭和18年以来、教育史料として蒐集した郷土の資料を元としています。その資料は、地域の学校史を始め、地理・食文化・行政・信仰・産業・温泉資料・・など広範に亘ります。
現在、それらの資料は、私 安部浩之が、住居の一角にて保存・管理しておりますが、郷土別府にとっては2つとない資料であり、より計画的な管理と整備が求められている事を実感いたします。
保存については、過去に、一部、公的機関への寄贈を試みた事もありましたが、安部巌は、歴史認識の低い管理者の下で、資料の大半が破棄されていった事実を憂い、独自に資料管理を目指しました。私も大学で学んだ文献学の手法と
仏教文化を軸とする信仰史の知識、及び司書の資格を活かしつつ、可能な限り、その意を汲み、郷土の資料を保存整備すべきとの視点に立ち、現在に至っております。
このような状況のもと、書籍などで公開されていない手書き原稿は400字詰め原稿用紙では、孔版含めると3万頁近くあり、この原稿が無くなれば「郷土別府の歴史」は省みられることはないであろうという内容のものが大半です。
それだけに、一刻も早く、広く一般に供するべき、との考えから、2年前に本「別府歴史資料デジタルアーカイブ」サイトを個人で立ち上げました。それにより現在、
・卒論など学生の研究指導
・それぞれのテーマに関する問い合わせ
・学校教材への貸出・指導案作成
・新聞社・出版社からの依頼による調査・資料提供
・民間広告への資料提供、出版物の編集
はじめ「検索にかかった・・」と、県外からの多くの問い合わせにも応じております。このレファレンス(参考)業務が、要となる所蔵資料のデジタル化に支障をきたし
、デジタルアーカイブUPが遅延しているのも事実です。サイトダウンも考慮しましたが、この接点を無くすことは一般に供する手だても失うことになり、いよいよ本願から外れます
。可能な限り存続させていきたいと願っております。
● スポンサー募集
さて、当然の事ながら、全てのレファレンス業務は無料で対応していますので、
運営管理という視点からは、個人的投資も限界を迎え、
運営も極めて厳しい状況となっております。
そのような意味からも今回、皆様のご理解をスポンサーという形で御支援を賜り、資料の整備をより加速させることが出来れば、
・ いよいよ郷土の歴史保存・教育にも益し、
・ 未来の子ども達が故郷を誇り、郷土愛を育み
・ ひいては、郷土産業界の活性化・振興に通じるもの
その一助たりうると確信しております。
そのためにも郷土の文化事業は一過性のイベントに終始してはならず、、計画的に文化資産が保存管理される構造を無駄なく構築する必要があります。
トップページにも記しましたが、この文化の保存管理、そして提供が、人がこの世に生を受け、古(いにしえ)を尋ね、今ある環境に感謝を抱く
生活に通じるものとして、その意義はあまりに大きなものがあります。
今後の活動に是非ともご協力下さいますようお願い申し上げる次第です。
現在、下記要領でスポンサー募集していますが、公私を問わず、関心を寄せていただける方・団体には、下記メールより一報頂ければ、私安部浩之が直接にお伺いさせていただき状況を説明させて頂きますので、どうぞよろしくお願い致します。
※
スポンサー団体の名称はトップページ、タイトルバナー右下に掲載(リンク可)致します。1社(1団体)のみと考えています。
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年間事業計画は、未定ですが、サイト管理(史料のデジタル化による公開を主軸)はもちろん、機関誌発行・研究の深化なども考慮
したいと考えています。
※ なお、当史料館に関する報道記事は、このページにまとめて掲載しています
。紹介まで。 |